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MBLコース 医療現場観察 開催報告

2018.10.03

平成30年8月6日(月)~10日(金)の5日間福島県立医科大学付属病院にて、第三期 福島県医療関連産業高度人材育成プログラムMBLコース 『医療現場観察』を開催しましたので、お知らせいたします。

1.現場観察概要
 【8月6日(月)】 医療人育成・支援センター
   〇スキルラボでは、診断に関して、心音や呼吸器の聴診シミュレータ、内視鏡シミュレータ、超音波診断ファントムを、処置・治療に関して、各注射シミュレータ、穿刺シミュレータ、各内視鏡シミュレータなどのほか、救命救急や体験装処置に関する器具類を学びました。

 【8月7日 (火)】 看護部 / リハビリテーションセンター
 〇看護部では、内科的治療から手術前後までを行う循環器内科、外科的手術から術前術後の指導・リハビリを行う整形外科、生命維持や精神的ケアを高い専門知識で行う集中治療において、ナースの動線や使用機器を観察しました。

 〇リハビリテーションセンターでは、血管疾患に伴うリハビリや運動器のリハビリなど、様々な年齢及び体格の患者にあわせ、大小さまざまな機器を駆使しADLとQOLの向上に努めるスタッフを観察しました。

 【8月8日 (水)】 放射線部
 〇放射線部では、コンピュータ断層撮影法(CT)による検査の特徴及び画像再構成を学び、メーカー立ち合いのもと、CT装置の原理及び内部構造を観察しました。また、磁気共鳴イメージング(MRI)については、撮影検査の現場において、再構成された3次元画像を基に患部を特定する作業を観察しました。

 【8月9日(木)】 臨床工学センター / 手術室/材料部 / 検査部
  〇臨床工学センターでは、人工心肺装置、補助循環装置、人工透析装置、シリンジポンプ、ペースメーカー等の中央管理について、機器情報の一括管理やメンテナンスの現状のほか、互換性や修理の容易さのほかコスト面での要望を学びました。

 〇手術部では、ダヴィンチや人工心肺装置など手術室内の機器や配置を観察し、医療従事者の動線や術式に必要な機器類を観察した。また、様々な移動式手術機器、ディスポ―ザル機器、手術進行状況モニターなど最新の手術環境を観察しました。

 〇材料部では、洗浄及び消毒の工程のほか、高圧蒸気滅菌装置、酸化エチレンガス滅菌装置、低温プラズマ滅菌装置等の使用状況を観察し、院内における医療機器の再利用の流れを把握するとともに、各医療機器に応じた滅菌方法を学びました。

 〇検査部では、検体検査、遺伝子検査、微生物検査など、各種装置を用いた検査の流れ、検査の手法、検査時間、機器のメンテナンス等を観察した。また、生理機能における検査の方法、体制、検査機器の利用状況等を観察しました。

2.講演概要
  〇6日には、器官制御外科学講座准教授 大木進司様から「医療現場と医療機器開発の実際について」と題し、消化器外科領域において実際に使用される様々な医療機器や実際に先生が携わられた開発実例について、手技や使用方法の動画で解説頂き、手術技術の向上のみならず高度な支援システムの開発の必要性を学びました。

 〇7日には、周産期・小児地域医療支援講座教授 桃井伸緒様から「周産期医療と医療機器の進歩について」と題し、周産期医療の現状や先生が整備に携わられたNICU及びGCUにおける最新の医療機器及び設備について、新生児に特徴的な検査や治療方法を解説頂き、医療機器の進歩が病的新生児の救命率の向上のほか、医療従事者の負担軽減に欠かせないことを学びました。

  〇8日には、救急医療学講座講師 島田二郎様から「救急診療・災害医療と医療機器開発の実際について」と題し、診断よりも蘇生が優先的に求められる救急・災害医療の現場について、よりリアルに紹介頂き、救急疾患対応の現況下において、先生が携わられた情報システム、止血デバイス、動画撮影システム、組立型ERなどの開発案件を知り、ニーズの広がりを学びました。

(主催者コメント)
 連日、講師や医療従事者からの解説と対話を通し、医療現場における重要な視点のほか、現場で感じている課題を観察し、チーム活動により洗い出しと分類分けを行いました。
【現場価値の例】
患者目線(低侵襲)・リスクマネジメント・作業者の教育訓練・コミュニケーション・デジタル化
【課題分類の例】
患者負担・衛生管理・情報共有・スピード・技術の均一化・業務の見える化・病院内レイアウト・物品管理・コスト

講演(大木氏)感想

講演(桃井氏)感想

講演(島田氏)感想

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