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2019.12.12
2019年11月28日(木)、メディカルクリエーションふくしま2019のランチョンセミナーとして、MBLコース受講生による共同研究の中間発表を行いました。
今年度の共同研究は、バイオデザインの手法を体験的に習得するための年間プログラムを用意し、ジャパンバイオデザイン専門講師陣による指導のもと、2チームに分かれて医療現場観察からプロトタイプ製作までを実践しております。
中間発表では、10月23日及び30日に実施した東北大学病院における医療現場観察で発見した現場課題を、バイオデザインプロセスにおける共通言語であるニーズステートメントという形に整理して発表を行いました。このニーズステートメントとは、現場の課題をニーズの形で表現する手法で「Yにとって、Zをもたらすために、Xする方法」と表現されるものです。
受講生は、プレゼンテーションのみならず、セミナー参加者からの質問に対しても堂々と回答するなど、これまでの共同研究の成果を十分に発揮しており、今後はコンセプトの創造・選択を経てプロトタイプ製作に取り組んでいきます。
(チーム紹介と発表したニーズステートメント)
1 チームTAF
株式会社東鋼 前田 透
株式会社朝日FR研究所 湯澤 拓也
福島大学大学院 小池 裕大
「前十字靭帯損傷の患者にとって、患者の時間的負担軽減をもたらすために、入院期間を短縮する方法」
2 チームくさや
福島大学大学院 熊谷 岬
日本大学大学院 齊藤 彩乃
株式会社タスク 山田 亮太
「脊髄損傷で下半身麻痺の軽度褥瘡を持つ患者にとって、手術の回避をもたらすために、
褥瘡の重症化を防ぐ方法」